2016年12月27日火曜日

首・肩の痛み 症例報告【M・Mさん 40代 男性 公務員】

● 初回 患者さんより
 一年前より両肩の痛みを覚え、ハリも感じるようになった。
更に首の右後方にかけては肩よりも以前から違和感があり、今は痛みもある。
はっきりとは覚えていないが相当昔から首は気になっていた。

● 施術者担当 初回所見
 首より肩の方が辛いとの事だったので、肩まわりを集中的に施術する方針だったが、カウンセリングでの「首に違和感(気持ち悪さ)を感じていたがしばらくしたら痛みが消えたので放置していた」というコメントや動作テスト等で首の筋肉群によりトリガーポイントが点在していると推察した。
 この「気持ち悪さ」は臨床上、重要視する感覚である。該当する部分の血行が悪くなり他の部位との感覚に差が発生しそれゆえにより感じやすくなるという事が多く見受けられるからである。
 また「ある時に痛みが消えた」というのは血行が悪くなりすぎて感覚が徐々にマヒしていく場合が多く、筋肉の硬結は更に悪化していきやすい。
 よってまずは首に関連する筋肉や関節、骨格を集中的に施術していく。

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◎ 2回目 患者さんより
 首の痛みはあまり変わらないが、動かす時の引っかかるような感覚はやや治まった。
肩の方は両方軽くなったが、特に左が大分軽くなったと思う。

◎ 施術者コメント
 やはり首が原因であることに概ね間違いは無いと考えられる。
肩が軽くなったのは無意識に首を庇おうとして力の入れ過ぎによるものであったという可能性が非常に高い。
 首の変化は少ないが確かに軽くなっている様である。
姿勢指導も交えて同じ方針で施術を継続していく。

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◎ 3回目 患者さんより
 首の痛みが少し引いた様に感じ、肩に関してはますます動きが良くなっていると思う。
前回の施術後、少しダルさが腰にきた。

◎ 施術者コメント
 回を追うごとに首の筋肉も少しづつ柔らかくなってきて、首から来ていると思われる肩のコリも肩甲骨の辺りまで軽くなってきている。良い傾向。
 腰のダルさは一番重かった首がやわらいできた事によって身体の他の場所の感覚を感じやすくなったためかと推察される。
 特に「ある一点が酷く(痛い・怠い・重い)」という方に経験上多く見られる。
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◎ 4回目 患者さんより
右を向いたり左を向いたりといった首の動作がスムーズになってきた。
常に頭が重い様な感覚も軽くなって段々スッキリしてきたかも。

◎ 施術者コメント
依然として首の筋肉の硬結部は残るものの、範囲は随分狭まってきている。
姿勢も首の正しい位置(筋肉に負担を掛けにくい位置)を意識してもらうように指導する。
 
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※ 施術者総括
M・Mさんの場合は長年の「癖」による首の負担が原因と思われます。
M・Mさんは考え事をする時や思い出す時に、急に首をガクンと前に倒す癖があるようです。
たかが癖と侮るなかれ、されど癖なのです。習慣化された負担はとても厄介です。
普段からの姿勢の意識改革をまず念頭に置いた上で、体質も改善し疲れにくいカラダにしていく事が大事ですね。
これからも癖を繰り返さないメンテナンス、頑張っていきましょう。


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