2012年2月23日木曜日

冷え、改善するには

36.5~37.0という体温に依存して生命活動をせっせと営んでいる我々ヒト科の動物。

”冷え”というのは本当に由々しき事態なのです。とにかく不快であり、様々な症状の根幹にあるもの。カラダのリモデリング、免疫が落ちているときに冷えは起こります。

この”冷え”を何とかしたいと様々な努力をなさっている方々も多くおられます。

”生姜”をとったり”運動”したり・・・。

”冷え”については様々な情報が飛び交っています。

ここで注意しなければならないのは、流行り(?)の”生姜”。この”生姜”というのはちょいとクセモノです。

何が?っていうと”生姜”というのは実はカラダを冷やす作用があるということです。

生姜を食べると汗が出ますね。汗が出るということは?そう。体温調節の為に汗が出る訳です。汗と共に熱が逃げていくわけですな。故に冷える。否、真面目に頑張ってもっととれば改善するかしら?どんどん汗が出る。熱が逃げる。冷える。交感神経も緊張してくる。更に冷える・・・。故に生姜をたらふくとっても冷えが一向に改善せんっ!という現象が起こってしまう・・・。

生姜は冷える。この作用を利用して昔の人達は夏に涼を求めるために生姜は食べていたわけです。

インドとかタイとか暑い国でもよく食べますね。谷中の生姜とかも美味しくて好きですが、曲者。

それと生姜というのは薬味。常食するものでもありませんね。漢方には必ず生姜は”熱冷まし”に利用されていて、代替医療の大家であるアンドルー・ワイル博士は生姜など薬味類のことを天然のトニック剤と語ってますが、まさに生姜は薬なわけです。

我が日本国、寛永七年に記された”和歌食物本草”にも

”はじかみ(生姜)は、しようかん(傷寒)づつう(頭痛)からゑずきはな(鼻)ふさがる(塞がる)にくすり(薬)なりけり”とあります。傷寒頭痛は熱病のことだそうです。

生姜にはジンジャロールやらショーガオールやら400種以上の化学物が含まれていてそれが抗酸化作用、抗炎症作用、殺菌作用など生物に有効なのは認められ確かではありますが、”冷え”そのものを改善するためにはあまり有効ではありません!そもそも冷えは病気ではないのだから。しかし、

”生姜紅茶”を飲んだら改善されちゃった!というケースもあります。こりゃ一体どーゆーわけか?

答えは簡単。”温熱エネルギー”の摂取。です。”温かい飲み物”という点がカラダの細胞(ミトコンドリア)を活性化させリモデリングを促したのですな。

36.5~37.0という体温に依存して生命活動を営んでいる哺乳類である我々ヒト科の動物は、温熱エネルギーを摂取するだけでいとも簡単にバージョンアップしてしまうのです。

”冷え”を根本改善するためには”冷えた飲食物から縁を切る”。

まことに超シンプルです。出来れば常温よりも温かいものをとると良いと思います。食材に振り回されてはなりません。己にも言い聞かせています。

億に渡り母系遺伝で引き継がれてきたミトコンドリアの電気現象によって動いているのが脊椎動物、哺乳類、ヒト科の動物。生命体。その電気現象の総和が体温。
そういう意味ではサイボーグ的でもあります!?ゴーストは脳に?腸に?


かこい



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