「津軽じょんがら節」。斉藤耕一監督。73年の作品。
いかにも訳あり悲しげな三味線を弾く女性の絵につられてつい借りてみてしまいました。
こんな画風はアキバにはあんまりないですねえ。てかいかにも昭和って感じでいいですよね。
それはいいとして「津軽じょんがら節」。
面白い!訳あり男女のアベック(昭和風に)が東京から東北に逃げてきて、そこで訳あり男が旅芸人に憧れる現地の盲目女性に惚れてしまい、訳あり女と三角関係に陥ってしまう・・・というストーリーなんですが、随所に挿入される荒れる大海と三味線の音色が実に良いわけです。
海と三味線さえあれば全てを表現できる。あなたさえいれば私は何もいらない・・・。
幻想的で情念のこもった作品ですねこりゃ。
70年代といえば高度経済成長期で色んなものが変わっていった時期でしょ?
モノが発達していった時代。しかし変わらぬものは人間の情動。目が見えていようといなくともそれは変わりませんね。
都会の生活が嫌で田舎に引っ込んでもそこにヒトがいる限りは変わらないのでしょうか。逆も然り。
こういうのって恐らく時代は関係ないんでしょうね。今は心の時代って言われてますけども永遠のテーマだと思いますよ。原発や大震災を経てますますはっきりしてきましたよね。
「津軽じょんがら節」。目に見えぬ変化をじょんがらで描く。
70年代の演技は今見ると超新鮮!
「あんちゃんっ!どーしただあ!?」
ラストは衝撃的です!
かこい
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